怪我と発見

#010 ひでたかです!

いきなり大失態なご報告になってしまうのですが・・・。8月27日、名阪スポーツランドで開催されるレースに向けて事前練習していた際、フィニッシュ後のコーナーで転倒してしまい、打ちどころが悪く、肩鎖関節脱臼と肋骨骨折、肺気胸の怪我をしてしまいました。

鎖骨は、手術が必要なので、治るまでどのくらいかかるかまだ未定です。

奈良で入院したので、面会や知り合いは全くいなく寂しかったですが、馬庭さんの奥さんが選んでくれた小説マリアビートルを読んで過ごしました。普段本を読まないし、内容が単純なものじゃなく難しかったですが面白かったです。お見舞いに来て下さった赤松さんも、たくさん食べ物などくださり本当に感謝しています!!

この怪我を機に、全日本名阪のレースは観戦することにしました。いつもは出場しているので気づけなかったことが少し見えてきました。スタート直後の集団の中では、気持ちの焦りもあって走りにバラつきがあり、ロスを繰り返している印象でした。自分が集団を抜けるためには、もっとロスを少なくし、冷静に走れるように心がければ、今より楽に抜けられるなと感じました。

IAになると、実力がハッキリと結果に繋がることになると思います。序盤で遅れようが、前にいようが、ヒート1もヒート2も30分も走るとだいたい同じ順位に収束していくんだと見ていて気付きました。

アメリカで活躍する下田丈選手が参戦することで大きな話題となった今大会。IA1の下田丈選手の走りは、とにかく無駄がない走りで、走りのアイデアとバイクの扱いのレベルが高く感じました。また、バイクのパワーに身体が負けておらず、終始余裕のある走りでした。

自分にできることは、無駄がない走り方を見つけること、そのために走りに余裕を持つことが必要で、まず自分の体力をとことん身につけなくてはと感じました。

この怪我をしてバイクに乗れない間に、今まで時間がなくてできなかった自転車を何時間も漕ぐことや、ランニングによる体力作りと下半身の更なる強化に打ち込もうと思います。土台を作らないと、この先上には行けないとも感じたのでとてもいい機会になりました。

怪我をしてしまったことで得られた、今後の課題と目標を、更なるレベルアップを目指す計画に変えていこうと思います。まずは治療から頑張りますので、これからも皆様からの応援をお願いします!