全日本モトクロス 第4戦 中国大会

■ IA2クラス
 #35 堀越 秀鷹 選手
■ IBクラス
 #21 原國 翼 選手

TWISTER Racingから2名のライダーが参戦しました。

■ IA2クラス 堀越 秀鷹 選手

 予選A組:15位
 決勝ヒート1:DNF
 決勝ヒート2:27位

<当日までの思い>

今回は前十字靭帯への心配をせずに挑めるよう、リハビリトレーニングと持続筋力を上げました。レース直前には金沢のブラックボアでマディ練習をして、準備万全で臨みました。最近は、スタートや相手を抜く時に一瞬のスピードを出せるようスプロケット52丁作戦を試しています。

<予選>

練習走行と予選はスプロケット52丁で出場しました。予選はラスト一周のフィニッシュジャンプで15位予選通過!ギリギリでした。心情は何があっても、最後の最後までチャンスはあると考え無理せず走ってました。

<決勝ヒート1>

学さんや馬庭さんにもっとタイムを上げたいと相談した結果、スプロケットをみんなと同じ50丁にしたほうがよいとのアドバイスを受けて、練習走行前にスプロケットを50丁にしました。タイムは後ろから3番目でしたが、このまま決勝に挑むことにしました。

最悪のスタート位置でしたが、やや反応良くスタートが出られたので、1コーナーは20番手くらいで通過。その後、抜きつ抜かれつを繰り返し、18番手くらいを走行中していましたが、リアタイヤがパンクしてしまいリタイヤとなりました。

<決勝ヒート2>

スタートが上手く出られなかった上にペースも上げられず、30分間、いいところなしで終わってしまいました。27位でフィニッシュとなりました。

<総括>

確実なレベルアップをしないと、目標には程遠いので、コツコツ少しでも進歩できるように考えました。

スピードを上げるための準備として、怪我してからできていないランニングを再開し、体力と下半身強化に力を入れることにしました。また、ライディングの練習量を増やすため、日々の環境作りを見直し、1時間でも乗れる日を増やすことにしました。コースで練習する時は、自分より速いライダーと比較して、自分の弱点や不得意な部分を重点的に見直していこうと思います。

北海道大会は出場しないので、ここから名阪までのオフシーズンで着実に準備していきます!

■ IBクラス 原國翼 選手

予選B組:11位
決勝ヒート1:18位
決勝ヒート2:13位

<練習走行と予選>

2年ぶりに走るコースだったので、事前に動画などをよく見てパッシングポイントや転倒しやすい場所をチェックしました。練習走行は出来るだけ前の集団と走り、ライン取りを真似したりハイスピードに早めに慣れるようにしました。

予選は、スタートをミスしてしまいましたが、散水されて滑るところと乾いてるところをうまく見極めることができ、2周目で11位までポジションを上げました。そこから少し離れていた前の集団に追いつきましたが、抜くことができず11位でゴールしました。

<決勝ヒート1>

予選から決勝ヒート1まで、そこまで時間が開かないスケジュールだったため、コースコンディションが大きく変わらないと判断し、予選の時に前のライダーと離れてしまう苦手な部分を念入りにチェックしました。

スタート直後にクラッシュしてしまい、マシンと体にダメージを受けました。そのままだと走行不可能だと思った矢先に赤旗が出てスタートやり直しになりました。すぐに応急処置し、再びスタートゲートにつきました。

しかし集中し直すことが出来ず、スタートで出遅れてしまい最後尾から追い上げる展開。毎周ポジションを上げることができて、6周目には20位まで挽回しました。ですがそこから前のライダーをうまく抜くことが出来ず最終的に18位でゴールとなりました。

<決勝ヒート2>

決勝ヒート1のクラッシュでバイクに結構ダメージがありましたが、ヒート1の終わりにメカニックの馬庭さんに完璧に直してもらい、万全な状態で決勝ヒート2に挑むことができました。レース前には、しっかりコースを下見し、パッシングポイントや荒れてる場所をしっかりチェックしました。

スターティンググリッドが良いところを選べず、またしても後方から追い上げの展開になりました。

最初の3周は、思うようにラインをずらす事ができず、遅いライダーに捕まってしまいました。4周目からは自分の走りたいところを走る事ができ、ハイペースでプッシュしました。後半もペースを落とさず走る事ができ、13位まで追い上げましたがそこで時間切れになってしまい、そのまま13位でフィニッシュとなりました。

<総括>

今回は、スタート練習を多く取り入れて臨みましたが、その成果を活かす事が出来ず、追い上げの展開になってしまいました。体力には自信があり、後半もタイムをあまり落とさずに走れるのが自分の強みですが、前半の3周がベストタイムより5秒以上も落ちてしまうことが今後の課題になっています。

次戦まで2ヶ月時間がありますので、スタート練習と前半からベストタイムを出す練習をメインに取り組んでいきます。