全日本モトクロス選手権の第4戦は、奈良県にある名阪スポーツランドで行われました。
Twister Racingからは1名が参戦。IBクラス#19 原國翼選手が出場しました。IA2クラスの#010 堀越秀鷹選手は、事前練習時に怪我をしてしまい、本戦は欠場となりました。
コースは、前日から降り続く雨でまたしてもマディコンディションとなりました。
■ 出場選手
IBクラス #19 原國翼選手
予選A組に#19 原國翼選手が出場しました。前日に降った雨のせいで、ライン取りを間違えるとスタックしてしまうほど路面コンディションは最悪でした。
スタートの出だしは悪くなかったのですが、引くのが若干早かったため中盤くらいの位置につけます。
コースコンディションが悪く、前走車が飛ばした泥で前が見えなくなったり、スタックするライダーに詰まると厳しいレース展開になることが予想されたので、他の選手がチョイスしないアウトのラインをスピード乗せていく作戦にしました。その効果もあって、何人かパスすることができました。
2周目には、8位の位置にいたので、慌てず確実な走りを続けます。また前のライダーやバックマーカーと走るラインを変え、どのラインが速いかを確かめながら走ることが出来たようです。決勝に向けて予選を有効に使うことが出来ました。そのまま8位でフィニッシュし、予選通過となりました。
続いて、午後からの決勝ヒート1。
コースコンディションは少し回復しており、予選の時よりは走りやすい状況になりつつあります。
スタート直後に目の前のライダーが転倒し、それを避けるためにスピードを落としすぎたため、中盤あたりからのスタートとなりました。
これまでのレース展開の反省を活かし、前半ペースをあげて、前の集団に離されないように攻めた走りを続けます。レース中盤9位〜13位までが僅差となり、かなり接近したレース展開となりました。
残り2周、ペースを上げて抜きにかかった時に、ジャンプで大きく転倒してしまいます。大きくハンドルを曲げ、リアタイヤがパンクしてしまったので、完走に切り替えて走り、17位フィニッシュ。ポイント獲得はなりませんでした。
パドックに戻り、翌日の決勝ヒート2に向けて壊れたバイクを修理します。パンクを直し、ハンドルを新品に交換しました。サイレンサーやエキパイも曲がってしまい、タイヤとサイレンサーが干渉していたので、取り外して修理しました。
翌日の決勝ヒート2。コースコンディションは回復し、ほぼドライでハイスピードコースになりました。
前日の転倒の影響で、恐怖心が残っており、緊張して固くなってしまったようです。前半はコースに対応する事ができず、中々ペースが上がらないままポジションを下げてしまいます。
後半は徐々に体が動くようになりましたが、前半の遅れを取り戻せないまま22位でフィニッシュ。ポイント獲得とはなりませんでした。
Twister Racingからは1名参戦し、ノーポイントという結果になりました。決勝ヒート1は、いい感じに攻めた走りが出来ていたので、ジャンプでの転倒が悔やまれる結果となりました。
#19 原國翼選手のコメント
ヒート1は、前戦の反省を活かして攻める走りが出来ましたが、ヒート2はまったく良いところがない走りになってしまいました。ヒート1の転倒でバイクをたくさん壊しましたが、Ridge Cycleの馬庭さん、監督の学さんのおかげで翌日のヒート2に出れるよう完璧に直してくれました。皆様からの多大なサポートにも関わらず、まだ喜んでもらえるような走りがまだできてないので、次戦しっかりポイントを取れるレースが出来るよう頑張ります。
次戦は第5戦、HSR九州大会となります。1ヶ月もないですが、今回の反省点をしっかり復習して臨みます。今後も応援をお願いいたします。