全日本モトクロス選手権 第6戦 HSR九州大会

全日本モトクロス選手権 第6戦 HSR九州大会に参戦してきました。コロナ禍ということもあり、半年ぶりのレースとなりました。長いインターバルを挟みましたが、それぞれにトレーニングを重ねて挑む久々のレース。いつもより少し内容が濃かった気がします。

今回は両日とも快晴で真夏の暑さとなりました。

金曜日に現地入りし、土曜は朝からコースの下見に出かけます。第1戦の時とはコースが少し変わっており、新しいセクションもあったので入念に下見をしました。

ライバルたちがどんなラインを走るのかなど、練習走行での周りの動きを調査する為に、抜きどころとチェックポイントも事前に確認しておきます。初めてのセクションは特に練習走行での動きから予選の流れを読む必要があります。

天気が良くて気持ちが良いですが、レース前なので緊張感はあります。さて、今日はどんなレースになるでしょうか。今まで準備してきたことの成果を出しきれるでしょうか。

土曜日の午前中、まずは練習走行がスタートします。練習走行は15分しかないので、その間に各セクションの感触を確かめます。下見とは違って実際にバイクでコースを走るので、下見の時の想定をここで確かめることが出来ます。

#7 堀越秀鷹選手は練習走行でのタイムが良かったので、好感触だったようです。#41 藤川昴選手は、広いコース幅と土質に少し手間取った様子。#42 井上永斗選手は、第1戦の雪辱を晴らすべく苦手な部分の練習を重ねてきており気合十分。#45 原國翼選手もいつもより気合が入っていましたが冷静でもあり、いける雰囲気でした。

■ 予選IB A組

IBクラスの予選がスタート。まずはA組です。ツイスターレーシングからは#7 堀越秀鷹選手と#41 藤川昴選手、#42 井上永斗選手が出場します。

スタート前に渡辺学監督からのアドバイスを受ける#7 堀越秀鷹選手。1コーナーの状況や特に気を付けるポイントなどを伝えます。スタートはかなり大事です。

#41 藤川昴選手は、あまり緊張していなかったようで落ち着いていました。練習走行での不安を早めに払拭して自分の走りが出来るでしょうか。

#7 堀越秀鷹選手はスタートが遅れてしまうものの、冷静に対処して順調に周回を重ねます。好感触だったので意気込み過ぎてしまうかと思われましたが、終始マージンを取った走行を心がけ、9位でフィニッシュ。予選通過となりました。

#42 井上永斗選手は、スタートが上手く決まらず1コーナーは17位で通過。そこから徐々に追い上げ、13位まで上がりましたがラスト2周のジャンプで体制を崩し16位まで後退。最終ラップの最終コーナーで前走車に仕掛けるも0.2秒の差で16位フィニッシュ。リザーブ枠となりました。

#41 藤川昴選手は、スタートの集団に飲み込まれ最後尾から追い上げる展開。広いコースと土質を最後まで攻略できず、20位でフィニッシュ。残念ながら予選落ちとなってしまいました。

■ 予選IB B組

予選B組は#45 原國翼選手が出場します。

練習してきたスタートが決まらず、後方から追い上げる展開。埃がひどくて前が見にくく、思ったように攻められない状況が続きました。一度転倒してしまいますが、冷静に対応してその後着実に追い上げ、15位でフィニッシュ。予選通過となりました。

以上にて予選が終了。ツイスターレーシングからは4名が出場して2名が予選通過、1名がリザーブ枠、1名が予選落ちという結果になりました。長いインターバル期間を挟んでのレースだったので、レース勘を取り戻す必要もあった中での今大会、まずまずの結果だったと思います。

■ 決勝IB ヒート1

午後からは決勝ヒート1が行われます。予選を通過した#7 堀越秀鷹選手と#45 原國翼選手が出場します。予選が終わったHSR九州は既にコースが荒れ始めており、予選とは違った展開になりそうです。

#7 堀越秀鷹選手は、スタートが失敗し、1コーナーで押し出されて追い上げの展開となりました。少し焦りが出てしまったようで、転んでるライダーに突っ込んでしまいます。その後も追い上げの展開が続きましたが、体力的に限界が近かったこと、前走車に捕まって上手く抜けなかったことも重なり最終的には12位でフィニッシュ。辛うじてポイント獲得圏内となりました。

#45 原國翼選手は、またしてもスタートで遅れてしまい追い上げる展開。コースが荒れだしており、追い上げきれない展開となりました。ホコリで視界が悪かったこと、荒れたハイスピードコースの攻略に手間取ったようです。追い上げきれず27位でフィニッシュ。

#42 井上永斗選手はリザーブ枠でしたが残念ながら欠場者が出なかったので決勝ヒート1は出場できませんでした。

ツイスターレーシングから出場した選手が参戦する土曜日のプログラムは以上にて終了。4名の選手が出場して、2名が決勝進出。

#7 堀越 秀鷹選手(予選:9位、決勝ヒート1:12位)
#41 藤川 昴選手(予選:20位)
#42 井上 永斗選手(予選:16位)
#45 原國 翼選手(予選:15位、決勝ヒート1:27位)

18時にはもう暗くなってしまいます。今日の反省点を動画から確認し、翌日の準備と整備をこなして会場にて車中泊となりました。

日曜日も快晴。午前中に決勝ヒート2が行われます。コース状況は昨日とさほど変わらずでした。昨日と同じくツイスターレーシングからは#7 堀越秀鷹選手と#45 原國翼選手が出場します。リザーブ枠は結局この日も開かなかったので#42 井上永斗選手は出場できませんでした。

■ 決勝IB ヒート2

#7 堀越秀鷹選手は、練習走行で3番タイムを出しており、この日も好調だったようです。気合十分で臨んだ決勝ヒート2は、スタートも7、8番手で通過して期待できる展開になりました。7位で周回していましたが、無理に前に行こうとしてしまい1コーナーでスリップしてハイサイド。復帰できたもののマシンのダメージが大きくそのままリタイア。DNFとなりました。

#45 原國翼選手はスタートが遅れて後方から追い上げる展開。前日同様、視界の悪さとハイスピードコースへの対応が間に合わず、追い上げきれずに24位でフィニッシュ。ポイント獲得はなりませんでした。

ツイスターレーシングのHSR九州大会は以上にて終了となりました。最終的にポイント獲得は1名のみで、自分の力を出し切れなかった大会となりましたね。

#7 堀越 秀鷹選手(予選:9位、決勝ヒート 1:12位、決勝ヒート2:DNF)
#41 藤川 昴選手(予選:20位)
#42 井上 永斗選手(予選:16位)
#45 原國 翼選手(予選:15位、決勝ヒート1:27位、決勝ヒート2:24位)

次は第7戦 第59回 MFJ-GP モトクロス大会に参戦予定です。これからもツイスターレーシングの応援をお願い致します!