全日本モトクロス選手権の開幕戦は、熊本県にあるHSR九州で行われました。Twister Racingからは2名が参戦。今年からIA2クラスに昇格した#010 堀越秀鷹選手と、IBクラス#19 原國翼選手です。
オフ期間中にしっかりトレーニングして調子を上げてきており、仕上がりは良い状態での参戦となりました。
■ 出場選手
IA2クラス #010 堀越秀鷹選手
IBクラス #19 原國翼選手
朝のコースウォークから入念にコース状況をチーム内で分析。渡辺学監督からコースの攻略についてひとつひとつ説明を受け、各選手それぞれの作戦を意識して練習走行に向かいました。
1日目、IB予選A組には#19 原國翼選手が出場しました。昨年から徐々に順位を上げており、マシンもリフレッシュして気合十分です。練習走行では調子が良かったので期待が高まります。
予選がスタート！ 若干出遅れてしまい、追い上げる展開になりました。
自分の走りが出来ており徐々に順位を上げ、ラストラップには予選通過圏内まで上がりましたが、コーナーで後ろのライダーに突っ込まれ接触転倒。足が相手バイクのリアタイヤとリアフェンダーの隙間に挟まって、中々抜け出せずリスタートが遅れて順位を落としてしまいました。
走り自体は悪くなかっただけに悔しい結果となりました。
IA2予選は、#010 堀越秀鷹選手が出場します。開幕戦の前に地方戦にも出場していたようですが、その感触がいまひとつだったようで気持ちで負けないことを意識して臨んだレースとなりました。
練習走行では、とにかくタイムを出すことだけを意識して臨んだようです。ベストタイムは全体の20番手くらいだったので少し落ち着きを取り戻した様子。
そして予選。スタートで出遅れてしまい、内心「終わった」といつもなら気持ちが下がってしまうところでしたが、今回は気持ちで負けないことを意識していたので、最後まで130%全開で走り抜くよう気持ちをスイッチ。結果的に11位まで追い上げて予選通過となりました。IA昇格後初の予選通過となり気持ちにも余裕が生まれます。
翌日、3ヒート（1ヒート15分）の決勝に臨みます。選手紹介でアピールする#010 堀越秀鷹選手。緊張感に包まれて表情はちょっと硬めでした。
練習走行では、よりタイムを出すべくサスのセッティングを変更して様子を見ることに。スタートの感触が良かったのでそのままのセッティングでヒート1に出場しました。
少し気持ちが入りすぎていて、中々順位が上げられず20番手くらいを走行。更に悪いことにちょっとしたミスでの転倒も重なり、追い上げることが出来ず29位となりました。
ヒート2。セッティングを予選の時に戻し、気持ちを切り替えて挑みます。渡辺学監督とも直前で認識合わせ。
スタートして間もなく、1周目のジャンプで他のライダーと接触して転倒してしまいます。先頭集団とはかなり離されてしまい、そのまま追い上げきれず26位でゴール。
それでもベストタイムは8番手をマークしており、接触や転倒がなければ十分ポイント獲得圏内が見えるという自信に繋がりました。
何とかポイント取って帰るぞと気持ちを入れ直して挑んだヒート3。焦る気持ちと先ほど確信した自信の狭間で、冷静さを失わないように気持ちを整えます。
またしても1周目に絡んでしまい転倒。追い上げる展開になりました。泣いても笑っても最後のヒート。何とかポイント獲得圏内を！という気持ちで自分の力以上を出しての走行に切り替えたように見えました。
29番手から18位まで追い上げますが、時間がなくなり終了。あと3人でポイント圏内でしたが、序盤の転倒でロスした時間には届きませんでした。
全日本モトクロス選手権 HSR九州大会、ツイスターレーシングのメンバーはポイント獲得とはなりませんでしたが、十分手応えのあるレース内容でした。次戦はホームコースと呼べるオフロードヴィレッジでの関東大会となります。次戦ではしっかりポイント獲得できる走りに期待して下さい。