全日本モトクロス選手権 第3戦 SUGO大会

全日本モトクロス選手権の第3戦は、宮城県のモータースポーツランドSUGOで行われました。Twister Racingからは3名が参戦。前戦に引き続きIA2クラスの#010 堀越秀鷹選手と、IBクラス#19 原國翼選手、そして#40 藤川昴選手が出場しました。

前日から降り続く雨でマディコンディションが予想されましたが、チーム員の仕上がりは上々。どんなレースを見せてくれるのでしょうか。

■ 出場選手
 IA2クラス #010 堀越秀鷹選手
 IBクラス #19 原國翼選手
      #40 藤川昴選手

1日目、前日からの雨で第2戦に引き続きマディコンディションになりました。その為、コースは大幅にカットされショートコースでのレースになりました。

まずは練習走行。#40 藤川昴選手の感想は「まだ走りやすいコンディションで、自分なりにラインを探して走りました。しかし、慎重になりすぎてあまりタイムを出せずに終わりました。」とのこと。マディはマディ。油断できないレース展開になりそうです。

IB予選B組に、#19 原國翼選手、#40 藤川昴選手が出場しました。

#19 原國翼選手は、スタートでうまく反応出来たものの、1コーナーで外に膨らみすぎてしまい10位でスタート。

1周目に4位まで順位を挽回したものの、最終コーナー手前で転倒してしまい、1周目を8位で通過。マディーコンディションで、場所によっては再スタートが難しかったりスタックしやすくなっていたこともあり、転ばないよう慎重に走り切って8位でフィニッシュ。予選通過となりました。

#40 藤川昴選手は、スタート直後に転倒し、ほぼ最下位からスタートになりましたが、そこから追い上げ、14位で1周目を通過。

その後何度も転倒したものの、少しずつ順位が上がり、最終的に11位でフィニッシュ。予選通過となりました。

午後からはIA2クラスの予選が行われます。#010 堀越秀鷹選手が出場します。

スタート出遅れてしまったものの、2コーナーまでには9番手くらいで1周目を通過。その後はあまりペースを上げられない展開が続き、ミスしたこともあって後続車に抜かれてしまい、13位でフィニッシュ。予選通過となりました。

予選は通りましたが、決勝のためにペースを上げられなかった原因を考え、マシンのセッティングやタイヤを変更して次の日に備えます。

IBクラス決勝ヒート1。#19 原國翼選手と#40 藤川昴選手が出場します。コースコンディションが回復せず、予選同様ショートコースでの決勝となりました。

#19 原國翼選手は、スタート直後に前で止まってるライダーを避けようとした際にエンストしてしまい、最後尾からのスタートになってしまいます。難しいコンディションで、ベストラインをずらさざるを得ない展開で、中々ペースが上げられない状況が続きます。

13位まで追い上げましたが、ラスト2周でミスしてしまい、15位までポジションを下げそのままフィニッシュ。ギリギリポイント獲得圏内でのゴールとなりました。

#40 藤川昴選手は、スタートで出遅れたものの、1コーナーを上手く抜けられて、1周目を10位で通過。その後13位前後を走行していましたが、転倒してしまい20位に転落。

その後も何度か転倒し、追い上げきれず17位でフィニッシュ。残念ながらポイント獲得とはなりませんでした。

雨の影響がガッツリ響いた1日目はこれにて終了。明日の決勝に備えて早目の就寝となりました。

2日目。若干ですがコースコンディションが回復してきたので、IBクラスは大坂のみカット、IAクラスはフルコースでの決勝となりました。

IBクラスの決勝ヒート2では、昨日に引き続き#19 原國翼選手と#40 藤川昴選手が出場します。

#19 原國翼選手は、スタート直後の2コーナーで転倒。その際、バイクに足が挟まってしまい復帰に手間取ってしまいます。1周目は20位で通過。

レース時間が5分短縮され、15分しかなかったため、必死の追い上げも時間切れとなり16位でフィニッシュ。残念ながらポイント獲得とはなりませんでした。

#40 藤川昴選手は、スタートは悪くなく、1周目の途中まで10位前後を走行していましたが、KYBジャンプの後のコーナーでコースアウト。復帰に時間がかかってしまい、その後もペースを上げられずに18位フィニッシュ。残念ながらポイント獲得とはなりませんでした。

続いてIA2クラスの決勝が行われます。#010 堀越秀鷹選手が出場します。

練習走行での感触は、ライディング感覚は悪くなかったものの、タイムが全く出ない状況でした。コースを見に行ったり、専属メカニックの馬庭さんとバイクについて話したりして少しでも改善できるよう対策を練りました。

ヒート1。スタート後12、3番手にいましたが、ヨーロピアンセクションで前方のライダーが転倒したのに突っ込んでしまい、復帰に時間がかかり、転倒によりフロントブレーキも効きにくくなり、その後ペースを上げられずに29位でフィニッシュ。全く思うように走れませんでした。

ヒート2。スタートで失敗し完全に出遅れてしまいます。前のライダーも抜かせず、その後もミスと転倒が続いて27位フィニッシュ。どちらのヒートもポイント獲得とはなりませんでした。

コンディションが悪かったとはいえ、チーム員全員が予選通過し、チームの雰囲気は良かったのですが、決勝で結果が残せなかったのは残念でした。

#010 堀越秀鷹選手のコメント
今よりもっとレースへの準備と練習の質を上げて、名阪は強くなって迎えますので応援よろしくお願いします!スポンサーさんやサポートしてくれる方に感謝しております。いつもありがとうございます!

#19 原國翼選手のコメント
両ヒートとも攻める走りが出来なかったです。またライディングしてるときにいろんなラインを見極めることが出来ず自分の視野の狭さを痛感しました。次戦の近畿大会までに気持ちを強くして、サポートや応援してくださる方々に恩返しできるよう頑張ります。

# 40 藤川昴選手のコメント
今回は久しぶりの予選通過でした。しかし、転倒が多く、両ヒート共に良い位置に付けられたのに無駄にしてしまい、悔いの残る大会となりました。自分が次に出場するのは10月の埼玉大会の予定です。準備できる時間は人より多いので、監督の学さんにアドバイスを貰ったり、自分で課題を解決する方法を考えて少しでも強くなれるように頑張ります。

次戦、近畿大会まで時間がありますので、しっかり調整し、ポイント獲得できるよう頑張りますので今後とも応援よろしくお願いします。