全日本モトクロス 第7戦 第60回MFJ-GPモトクロス大会

全日本モトクロス選手権の第7戦は最終戦となり、第60回MFJ-GPモトクロス大会となります。菅生スポーツランドで開催されました。

Twister Racingからは2名が参戦。IBクラス#18 井上永斗選手、#40 藤川昴選手が出場しました。#18 井上永斗選手は、今年3月のケガからの復帰戦となりました。体力も戻っておらず、まだ怪我の影響が拭えていない状況ですが、挑戦したいという本人の意思での出場となりました。

コースは、土日とも天気が良く、とても良いコンディションでのレースとなりました。

■ 出場選手
 IBクラス #18 井上永斗選手
      #40 藤川昴選手

まずは練習走行。IBクラスからスタートします。一部コースが変更になっていた為、様子を見ながらの走行となりました。

続いてIBクラス予選A組に#18 井上永斗選手が出場します。1か月前ほどから練習を開始したものの、ベストコンディションまで仕上げることが出来なかったので、ケガの悪化を避け、なるべく上位を狙う作戦で挑みました。

スタートは出遅れてしまい中盤以降の位置に付けます。ここから追い上げる展開。

徐々にペースを上げ、予選通過圏内での競り合いが続きます。復帰戦としてはまずまずの走りが出来ているように見えました。

しかしラスト2周のところでリアタイヤがパンクしてしまいます。そのまま走り切りましたが、順位を落として16位でフィニッシュとなりました。辛うじてリザーブ枠には入れました。

続いてIBクラス予選B組。#40 藤川昴選手が出場します。

スタートは上手く抜けられて中盤位に付けます。1周目を11位くらいで通過。

その後の競り合いで順位が変動するも、自分のペースを崩さず順調に周回を重ねます。若干順位が落ちてしまうも、予選通過ラインをキープ。

最終的に14位でフィニッシュ。予選通過となりました。

午後から、IBクラスの決勝ヒート1が行われます。予選を通過した#40 藤川昴選手が出場します。リザーブ枠は空かなかったので#18 井上永斗選手は出場できませんでした。

スタートで出遅れてしまい、更に1コーナーで集団に飲まれ、追い上げる展開。そこから順位を上げるべく攻めたものの、腕上がりしてしまい思うようにペースが上げられません。

そのままペースが上げられず、後退してしまいました。本人曰く、気持ちが空回りしてしまったとのこと。

最終的に27位でフィニッシュ。ポイント獲得とはなりませんでした。

翌日、IBクラスの練習走行がスタートします。#40 藤川昴選手は、前日のヒート1の反省点を意識した結果、少しリラックスして臨めた様子。調子は良さそうです。

続いて、IBクラス決勝ヒート2が行われます。リザーブ枠が空いたので、#18 井上永斗選手も出場が可能になりました。

#18 井上永斗選手は、スタートで出遅れてしまい、ほぼ最下位から追い上げる展開になってしまいます。

1周目のルンバルンバ後のコーナーで多重クラッシュが発生し、なんとか避け切れたものの緊張で身体が固くなったようで中々ペースが上げられない様子。

結局攻め切ることが出来ず18位でフィニッシュ。ポイント獲得とはなりませんでした。

#40 藤川昴選手もスタートに失敗して出遅れてしまいます。徐々にペースを上げ、抜きにいったところで他車の転倒に巻き込まれて最下位まで落ちてしまいました。

この転倒でマシンにダメージを負ってしまい、追い上げることが出来ず、完走するのがやっとの展開。

最終的に27位でフィニッシュ。ポイント獲得とはなりませんでした。

#18 井上永斗選手のコメント
今年の3月の練習中に大腿骨を骨折してしまってからの復帰戦、今年最初で最後のレースでした。体力が戻っておらず、痛みもまだある状態で、ギリギリの参戦になってしまいました。1ヶ月では調整しきれなかったので気持ちを切り替えて来シーズンに向けてこれから準備していこうと思います。応援ありがとうございました。

#40 藤川昴選手のコメント
最後のレースだったのでもっと攻めた走り、いい結果で終えたかったですが、残念な終わり方になってしまいました。しかしこれが今の自分の実力です。今シーズンも大きなトラブルなく終えることが出来ました。応援ありがとうございました!

全日本モトクロス選手権、今年は以上となりました。IBクラスでのポイント獲得が中々難しい状況ですが、この状況を打破すべく、来シーズンに向けてオフシーズンのトレーニングに力を入れて、しっかり準備して臨んでいきます。皆様からの多大なるご支援や応援に心から感謝いたします。引き続き、ツイスターレーシングをよろしくお願いいたします。