JNCC 第5戦 神立スキーリゾート参戦

今年のJNCCはスポット参戦となることは以前からお伝えしてきた通りですが、第4戦 ダイナランドに引き続き、第5戦 神立スキーリゾートに渡辺学監督が出場することになりました。神立スキーリゾートはここ数年毎年使用されている会場で、今回は新しいコースが追加され、いつもと少し雰囲気が異なる展開が予想されます。

いつも通りブルーのYAMAHAテントで準備を進めます

前日土曜日は、コースの下見や試乗会、各ブースを回って挨拶したりと、意外とあっという間に時間が過ぎていきます。神立スキーリゾートの駐車場は全面アスファルトなので、この時期ならではの急な夕立などで雨が降ってもそんなに汚れなくて済みますね。

立派なスキーセンター内には、綺麗なトイレも完備され、最上階には広くて大きな温泉もあります。泥だらけになるレース会場でお風呂を済ませられるのは大分助かります。

お風呂を済ませて帰れるのは嬉しいポイントです

日曜日はいつも通り午後からCOMPクラスのレースがスタートします。結局、当日朝に下見をしたと言っていた渡辺学監督。当日下見したほうが前夜の雨の影響なども確認できるので、より正確な下見が可能ですが、レース前に登山するのは体力的にキツイのではないかと老婆心ながら案じてしまいました。でもトップ争いをするアスリートにはあまり関係ないようです(笑)

今年はスポット参戦なので入場順は後方でした。一番アウト側のスタート位置をチョイスしてブリーフィングがスタート。湯沢市長の元気な挨拶に激励されます。

新しく追加されたセクションは、長い下り坂がメインで、コースアウトすると崖落ちしてしまうようなレイアウトでした。レースにしては珍しく一旦停止や追い越し禁止セクションがあり、水切りもチラホラ点在しているのでトップライダーのペースだと油断できないセクションになりそうです。

一番アウト側でスタート準備を進めます

日の丸が振られ、一斉にスタート。飛び出しは中盤くらいでしたが、転倒などの混乱はなく、先頭集団が一斉にコースに飛び出していきます。渡辺学監督は早速3番手くらいのポジションにつけてガレセクションを登っていきました。さて、今日はどんな展開になるでしょうか。

ピットから新しいセクションの最後の下りが見えるのですが、現れたライダーは渡辺学監督でした! 既に1位を独走。2番手には熱田選手が迫ってました。そういえば熱田孝高選手は、去年もここ神立スキーリゾートでデッドヒートを繰り広げた強敵です。

ゴール直前にある登って降りるセクションも華麗に走破

この日は完全にドライコンディションだったので、ペースが若干早く、思ったより早く周回してきます。ピットとしては給油タイミングを計算するのが難しい展開でした。

順調に周回を重ねますが油断できない展開が続きます

馬場大貴選手が少し遅れたので、熱田孝高選手との一騎打ちの展開となりました。抜きつ抜かれつ、どちらも譲らない展開が続きます。1回目の給油タイミングは同じ。このまま走り続けるとラスト1周、燃料が持つか持たないかかなりきわどい状況が予想されました。

最初から最後までデッドヒートは続きました

最終的にラスト2周というところで、熱田孝高選手との差が1分ほどになった隙に2回目の給油を済ませます。この差がなかったらガス欠覚悟でラスト1周を強行するしかなかったので、運も味方に付けられた気がします。

L1が出てからも走りが衰えることはなく完走!

終わってみれば2位と1分11秒差。最後まで気の抜けない展開が続きましたが、1位でゴールとなりました。優勝おめでとうございます!

暑い中、優勝おめでとうございます!

この日は熱中症の恐れがあるとして、いつもよりL1のタイミングが20分ほど短縮されていました。それでもこの完全ドライコンディションで選手はみんなホコリで真っ黒。男たちの熱い戦いが終わった瞬間でした。

表彰式では優勝のインタビューに応え、スポット参戦とはいえ、しっかり存在感をアピールした結果となりました。

強豪を抑えての優勝は格別です

今年は年間チャンピオン獲得を狙うのは難しいですが、参戦したからにはきっちり優勝する渡辺学監督、流石ですね。ツイスターレーシングのメンバーもクロスカントリーレースにスポット参戦していきますので、応援を宜しくお願いします!

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