JNCC 第6戦は、初開催となる箕輪スキー場で行われました。箕輪スキー場は福島県にあるスキー場です。スキー場にはあまり詳しくないですが、有名みたいですね。
今回はツイスターレーシングのメンバーである、清水ライド選手と井上 永斗選手がスポット参戦することになりました。2人とも初めてのエンデューロ参戦です。クラスはそれぞれKIDS&TRYとCOMP-B。モトクロスとは違う路面をどう攻略するかが楽しみです。
いつものように土曜日から会場入りし、下見を行います。
日曜日、まず先陣を切るのはKIDS&TRYクラスに出場するライド選手です。土曜の下見の時は、天気が良かったこともありベスコンでしたが、その夜に雨が降ってしまいました。コースコンディションの変化が気になりレース直前まで少し不安だったようです。
渡辺学監督からは、なるべくスタンディングで走るよう、事前にアドバイスがありました。
スタートしてみるとコンディションは心配したほど悪くなかったようで、楽しく走れていました。 初めての出場とは思えない走りで順調に周回を重ね、なんと全員ラップしてトップでチェッカー。優勝することができました!
続いて COMPクラスは午後からのスタートとなります。渡辺学監督は、前回の第5戦 神立大会では優勝していますので、今回も優勝して連勝を狙いたいところです。
選手入場のあとはブリーフィング。今回も雲一つない青空に恵まれ午後にはドライコンディションとなりました。斜度のあるコースとは言え、ウッズやガレが少ないのでハイスピードレースが予想されます。
COMPクラスでこれから対決する若手メンバー達で笑顔の一枚。これから戦い合う良きライバルですが、レース前は和やかな雰囲気でした。
振り下ろされる日の丸を合図として一斉にスタート。スタートは中盤位の位置取りでした。少し出遅れてしまったようです。
とはいえ、すぐにトップに躍り出るのはいつもの展開。フロントブレーキをかけてはいけないと言われていたNO CONTROLと呼ばれる下りセクション。当然ながらここも難なくクリアして後続を引き離します。
前半は順調に周回を重ねるも、神立大会でデッドヒートを繰り広げた熱田孝高選手がすぐ後ろに迫ります。前回大会同様、一騎打ちの展開となりました。
1回目の給油を済ませ、その後もずっと1位をキープ。順調に周回を重ねます。
一方の#42 井上 永斗選手は、初めてのエンデューロレースでしたが、そつなく周回を重ねてトップ争いをしていました。もっと苦戦するかと思いきや、意外と楽しく乗れているようでした。
トップ争いを続けていた渡辺学監督に、ここでトラブル発生。バックマーカーと接触してしまったようでヘルメットを破損する転倒があったようです。2回目の給油と同時に急いでヘルメットを交換して再スタートしましたが、この間に熱田孝高選手に抜かれてしまい2位に後退。その差は1分。レース自体は120分経過していたのでかなり厳しい状況になってしまいましたが、ここから何とか巻き返してほしいところです。
追い上げモードでプッシュするも、次の周回で再び転倒。この転倒のダメージは大きく、ハンドル曲がり&アクセルが戻らず、フロントブレーキも使えない状態でした。何とかピットまで戻り、応急対応で各部修理してリスタートします。しかしトップと2~3分差が開いてしまいました。
もうすぐL1が出るというタイミングでこのトラブルがあり、結局熱田孝高選手には追いつくことが出来ず、そのまま2位でチェッカーとなりました。
#42 井上永斗選手は、COMP-Bクラスの強豪である酢崎選手に競り勝って1位でチェッカー!途中、転倒もあったようですが大したダメージもなく、終わってみれば1周目以外ずっとトップを独走していたようです。初参戦としては十分すぎる結果ではないでしょうか。
初開催の箕輪スキー場ですが、コンディションが良かったこともあり、かなりハイスピードレースになったようです。このコンディションだとやっぱりモトクロス勢が力を発揮しますね。
#42 井上永斗選手はまだ高校生。これからの伸びしろに期待が高鳴ります。
渡辺学監督は2連勝とはなりませんでしたが、幸い転倒による身体のダメージがなかったのでまた次戦に期待です。#42 井上 永斗選手は、またクロスカントリーレースに参戦したいと言っていたので、タイミングを見てまたスポット参戦するようです。
次戦のJNCCは、11月の第8戦 AAGP森羅 阿蘇になる予定です。