TWISTER Traning in 成田MXパーク 開催

2021年7月11日(日)に、成田MXパークにて、ツイスターレーシングのメンバーが主催する、ツイスタートレーニングが開催されました。俗に言うオフロードバイクスクールのひとつですが、ツイスターレーシングのメンバーが講師となって、初心者からレース参戦経験のある中上級者までを対象にしたスクールです。中級者は、成田MXパーク内の特設コースにて、エンデューロのセクション攻略や模擬レース形式で行います。

当日は、週中の雨予報から回復して曇り時々晴れの天気となり、少し湿度が高い中の開催となりました。陽気はもう夏の雰囲気で、日中は風がないと汗だくになる蒸し暑さでした。

雲が多いものの晴れ間も覗く好天での開催となりました

朝は8時半から受付開始。今回の参加者は20名(中級者13名、初級者7名)となりましたので、クラス分けをしてビブスを配布します。皆さん遅れることなく受付まで来てくれましたので、スムーズに受付を終わらせることが出来ました。

カタログにウチワ、マスクなど、豪華な参加景品が貰えます

9時からブリーフィングを行い、一日のスクール内容を説明します。次いでツイスターレーシングのメンバー紹介を兼ねてひとりずつ自己紹介タイム。これからの世代を担う期待のホープたちを皆さんに紹介しました。

また今回はTechnixさんが、テクニクスモディファイのセローとYZ250FXを準備してくれました。レーサーに興味がある方や、セローで参加された方が多かったので、試乗会は好評でした。

TechnixモディファイのYZ250FXとセローを準備。試乗会も開催。

開会式のあとは、メンバー全員でのウォームアップ周回を行います。週中の雨の影響が残るコンディションだったので、初級者の方は少し苦労されたようですが、皆さん15分間、何度か周回して身体を温めます。

まずは広場に集まってからウォームアップラップ

ここからは2グループに分かれてのスクールとなりました。初級者は、駐車場からすぐのフラットエリアで、乗車姿勢などの基礎スクール、オーバルやスラロームの練習へと続きます。

初級者は、フラットダートを使って基礎練を行います
渡辺学監督含め、ツイスターレーシングのメンバー全員が講師としてすぐ近くで見守ります

中級者は、いきなりタイム計測コースのサイティングラップ。こちらは、JECなどの競技参戦者を対象としたもので、4分ほどのコースをタイム計測し、スクール前後でのタイム差で、その効果を実感してもらう為の取り組みです。コースはミニMXコース、フラットダートやウッズ、ヒルなどを含む多彩なレイアウトで、少し難しいセクションも含まれます。成田MXパーク「らしさ」と言えるツルツル路面もしっかり味わえるコース設定でした。

中級者コースのスタート位置。サイティングラップの後、1回目の測定が開始される

中級者コースは、昨夜の通り雨の影響が残るコンディションだったので、失敗すると大きくタイムを落とす原因となるセクションが幾つかありましたが、皆さん周回してこられていました。タイム計測する以上、周回可能な難易度とすることが大切ですので、コースカット不要なコース設定だったのは良かったです。

それぞれのクラスで1時間半ほどが経過したら、休憩を挟みます。今回は自走での参加者もいますので、ツイスターレーシングのテントを休憩所として使ってもらいました。蒸し暑かったので経口補水液も一人一本サービスです。

休憩中も、ツイスターレーシングのメンバーはすぐ近くにいますので、コミュニケーションを取ることが出来ます。さっき教わった内容やもっと知りたいことなど気軽に聞ける環境が出来ていました。

渡辺学監督を囲んで、コース攻略の秘訣を聞く中級者のメンバー

休憩後、初級者の方々は、オーバルでの更なる基礎練が続きます。パイロンを使ってミニコースを作り、何種類かのコースを走ってもらいました。午前中の最後には、ミニMXコースを楽しく周回出来るレベルになっていました。

中級者グループは、先ほどタイム計測したコースのセクションスクールとなりました。特にベストラインが見つけにくいセクションや、コースの流れを考えたライン取り、複数のラインがある時の選び方など、レース中に役立つ小技も含めて実演していきます。

コース内のセクションを歩いて下見し、考え方やライン取りについて説明します
伝えた内容を実際にどんな感じで走るのかを実演してイメージを掴んでもらいます
実演後は参加者全員で周回して体感してもらうことが大事ですね

今回は、路面が滑ることもあり、Z字に下るセクションと、1本ラインの轍セクション、丸太越えからのヒルの上り下りの3か所を重点的に解説しました。どのセクションもスムーズに走れると全体のペースアップに繋がる大事なポイントです。

轍が深い1本ライン。轍の中には根っこがあり難しいセクションでした。
滑る路面の下りセクション。実演でイメージを掴んでもらい、その後全員で実走します。

これにて午前中の各スクールは無事に終了。お昼休憩となりました。高温多湿な状況は変わらずなので熱中症には気を付けないといけません。昼食もツイスターレーシングのテントが利用可能なので扇風機の風を浴びながらランチタイムを楽しんでもらいました。

午後からは、参加者全員でロングフラットコースでの講習となりました。その前に、ツイスターレーシングのメンバーでモトクロスデモランを開催。流石にモトクロス現役ライダーの走りは違いますね。モトクロスを見たことがない方々はその迫力に圧倒されていました。

エンジン音を上げて、本番と同じく一斉にスタート!
現役モトクロスライダーの本気の走りは目を見張るものがあります

渡辺学監督が、ツイスターレーシングのメンバーを揶揄しながら走る様子は、見ている側も面白く大変盛り上がりました。

最後はツイスターレーシングのメンバー全員でジャンプを披露

デモランの後は、今メンバーたちが走ったコースでのセクションスクールとなりました。フラットダートでの、コーナーの曲がり方の練習に移ります。コーナーにある轍の使い方、あえて轍を外して走る方法やブレーキターンで切替す方法など、状況に合わせた走り方などを教えていました。

フラットダートの考え方を全員にレクチャーする渡辺学監督
ここでも実演して皆さんのイメージに繋げます

コーナー練習の後は、フリー走行も交えて試乗会が開催されました。渡辺学監督のマシンの試乗も出来たりと、参加者の皆さんが気になる車両で走ってみるという良い体験が出来たのではないかと思います。

Technixさんの試乗車も好評でした

暑かったので適宜休憩を取ってもらいながら、パドックに戻った後は、最後のスクール。初級者は、最終的にミニエンデューロコースを周回することが出来るレベルになりました。また中級者は、ラスト2本の計測走行を行い、全員がベストラップを更新することが出来ました。4分ほどのコースで10秒以上縮められたのは大きな収穫になったのではないかと思います。

16時を少し過ぎたあたりで、真黒な雲が上空に広がりゴロゴロと雷鳴が聞こえてきました。自走での参加者もいることから、閉会式をささっと行い、ツイスタートレーニングは閉幕となりました。

ツイスターレーシングが主催するツイスタートレーニング、今回初めて開催してみましたが、ボリューム満点のスクールとなり、初級者・中級者共に満足頂ける内容になっていたように思います。今回は、けが人もなく、熱中症などで途中離脱される方も出なかったので一安心でしたが、参加者全員分の保険には加入しており、万が一への備えもした上で開催しています。

今回のスクールで気づいたことや学んだことを、今後のライディングに活かして頂ければ幸いです。みんなが楽しく、楽にオフロードバイクを操れるようになることが目的ですので、そのお手伝いを目標に今後もこうしたスクールを開催していきたいと思っています。

参加者の皆様には、当日のフォトギャラリーとタイム計測結果を開示していますので、メールをご確認ください。また、参加者様限定のアンケートをお願いしています。お手間でなければ今後のツイスタートレーニングの為にも率直なご意見を頂けると幸いです。

ツイスターレーシングのメンバーは、今年もまだまだ全日本モトクロス選手権で戦い続けます。皆さんからの応援は大変励みになりますので、今後ともツイスターレーシングを宜しくお願い致します!

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